エコピープル

静岡市初!食器のリサイクル活動!
~リサイクルの楽しさを再発見する、
エコなうつわ屋さんプロジェクト~

増田 功雄

増田 功雄

Profile

活動エリア

静岡県内

eco検定合格年 2012年7月
職業

器のギャラリー光(こう)エコプロジェクト代表

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自己紹介

裾野市消費生活展 2012年度エコ検定アワードのエコピープル部門で大賞をいただきました「食器リサイクル」の活動を展開している「エコなうつわ屋さん」です。エコピープル活動報告書を提出した頃は、不用食器の回収をはじめたばかりでしたが、「もったいない食器市」や「リユース食器の販売」を続けているうちに消費生活展に声をかけていただけるようになり、静岡県内4ヵ所で出展するなど徐々に認知度があがってきたところです。欲を言えば、エコ食器(エコマーク認定の再生食器)の販売や再生陶土を使った陶芸教室の開催など実現したいことはありますが、まだまだ仕組み作りに奔走している状況です。

eco検定へのきっかけ

 「食器のリサイクル」をはじめるに当たり、自宅の前で不用食器の回収をすることは手軽ではじめやすいと思いましたが、分別や運搬費用など課題の多い活動であるため、しっかりとした計画を立てることが必要であると感じました。そこで、中小企業診断士の助言を受けながら事業計画を作成できる静岡市の公的機関が主催するSOHOしずおかビジネスプランコンテストに応募することにしました。この事業計画を作成するにあたり、環境問題抜きにプランの作成はできなかったので自然に環境問題への関心が高まりました。この機会に、幅広く正確な知識を身につけることができる「eco検定」を知り、検定試験に挑戦しました。

活動内容

静岡商工会議所の取材食器リサフォー第4回食器市

動機

 2009年に夫婦で商工会議所主催の創業塾に通い、2010年5月に「器のギャラリー」を開店しました。しかし、販売を続ける中で、「食器を売るだけでいいのだろうか」「食器を通じて何か社会貢献できることはないのだろうか」と考えるようになり、ギャラリーを訪れる女性たちの「これ欲しいけど、食器棚はもういっぱい」という声を聞き、「もしかして食器って余って処分したい人が多いのでは・・・」「食器ってリサイクルできるのかな・・・」と思ったことが「食器のリサイクル」をはじめるきっかけになりました。

食器リサイクルの概要

 全国的に不燃物を埋め立てする処分場の残余年数のひっ迫と陶磁器の原料となる陶土の枯渇が問題となっています。美濃焼の産地である岐阜県では、1997年から食器リサイクルの研究をはじめて、原料に不用食器を粉砕したものを約20%混ぜて再生食器を製品化していますが、再生食器の認知度は低く流通量は従来食器の約2%です。また、不用食器の回収地域は全国で28ヵ所しかないため回収量は年間約200トンで、行政回収はほとんどされていない実態にあります。全国で処分される陶磁器は推定13万トン。静岡市でも、食器は不燃ごみとして扱われて年間約1300トン(推定)が処分されています。

 私の提案する「食器のリサイクル」は、リデュース(不用食器の回収)・リユース(再利用)・リサイクル(エコ食器の普及)の3Rを中心にしたプランです。「もったいない食器市」で不用食器を回収し、使用可能な食器はリユースします。しかし、欠けたり割れたりしたものは、岐阜県の粉砕工場でエコ食器に再生します。そのエコ食器を「もったいない食器市」で販売して普及を図ることにより、食器という資源が初めて循環することになります。

<活動実績> 2012年12月~2014年4月(1年5か月)
①リデュース(回収量)約3000kg、リユース 約3300個 リサイクル約1700kg
②もったいない食器市…4回開催、フリマ(リユース食器販売)…3回出店
③ミライエ呉服町2階でリユース食器を常設で販売。
<啓発活動>
① ブログやFaceBookで情報発信を継続的に実施。
② 消費生活展へ出展。(静岡市葵区西ヶ谷、清水区興津、裾野市、長泉町)
③ 食器リサイクル全国ネットワーク主催の食器リサイクルフォーラムへの参加。

今後の活動予定

裾野市消費生活展鷹の市興津おわり

 現在は、多くの人に知ってもらう時期であり、一定程度の期間で不用食器の回収をするなど「仕組み作り」をしているところです。次に考えなくてはならないのは、個人の自己資金で続けることは困難になりますので、行政の協力を得たり自立できるようなビジネス化を模索していく必要があります。当面は、下記のような取り組みを中心に活動を続けていく予定です。
① 好評だった不用食器の回収を中心にした「もったいない食器市」を年3~4回開催します。
② 各地で開催される「消費者生活展」参加して認知度を高めます。
③まちづくり公社の協力を得て、エコ食器やリユース食器の販売を常設的に行います。
④リユース食器をフリマで販売し、同時に食器リサイクルの情報発信をします。
⑤ブログやFaceBook、食器リサイクル全国ネットワークの広報誌への投稿や食器リサイクルフォーラム(東京)での活動報告などで情報発信していきます。

社会へのメッセージ

 全国で処分される陶磁器は推定13万トンになりますが、不用食器の回収地域は全国で28ヵ所しかなく回収量は年間約200トンで、行政回収はほとんどされていない実態にあります。古紙や缶ビンなどのように法的整備がなされなければ行政回収が進みませんので、市民活動から認知度を高めることが必要です。全国食器リサイクルネットワークの会員(年会費1000円)になることで、既に活動をしている人たちと情報交換することも一つの方法ですが、まずは、手軽なリユースからはじめてみませんか。各家庭に眠っていた素敵な食器ときっと出会えると思います。

受験者や学生へのメッセージ

 私が、検定試験を受験するのは30年振りでした。日常的に勉強する習慣がなかったので、約半年かけてテキストと過去問を繰り返し勉強しました。久しぶりの受験勉強は、知識が増えることで楽しくなりました。
 今後は、「持続可能な社会へ~つなげよう、広げようエコピープルの輪」を大事にして、静岡でエコピープルサロンを開催することがひとつの目標です。フェイスブックなどのSNSを活用しながら身近にいるエコピープルとの交流ができることを楽しみにしています。

※この情報は2014年4月30日時点での内容です。
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