エコピープル

まだ間に合う。手遅れになる前に、エコなライフスタイルを確立しよう。

西村 守正

Profile

活動エリア 環境保全全般
eco検定合格年 2009年(第5回)
現在の職業 自営業
年齢 59歳

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自己紹介

私は、思春期といえる中学2年生の時(今から約45年前)に裏の雑木林が1日にしてすべて切り倒された体験をし、それが、所謂「トラウマ」のようになり、自然が消失していくことや生態系が破壊されていく事に物凄い喪失感(危機意識)を感じます。
大学では、その為の勉強をし、ローマクラブの「成長の限界」を読みました。大学卒業後、普通の会社員となって家族を持ち、暫くは環境保全を意識することなく物質的に豊かな生活を享受してきました。バブル崩壊後、成長の限界を不景気という形で実感しました。
2008年の「京都議定書」実行年の始まりで、環境保全への意識が再び高まり、2009年にエコ検定を取得しました。更なる転記は、2011年3月の「東日本大震災」でした。私自身も、帰宅困難者や計画停電を経験し、停電時に歩いて自宅に帰った時、親の世代が経験した戦争の悲惨さをイメージしました。
現在は、仕事の一線から退き、いくつかのNPO・NGOと関係を持ち、行政とも連携して、自分にできる環境保全活動をしています。

eco検定へのきっかけ

大学で公共経済学を少し勉強したあと、まったく関係ない社会人となり、結婚し25年以上も子育て等で積極的な活動をしないまま時間が過ぎていました。京都議定書実行年の2008年に、マスメディアが環境保全の話題を取り上げる中で、たまたまエコ検定の存在を知りました。
当時、体調を崩し、休養をとっていた私にとっては、eco検定の勉強は良いリハビリにもなりました。
また、この間、大学時代からサポートし続けていたNGOよりのレポート類を読んでいたことも、eco検定にスムーズに入る下地になったと思います。

エコピープルとしての活動

市民共同発電所(太陽光パネル)の設置

・2013年2月に設置した第1号発電所(12kW)の他地域からの見学会案内や発電状況の調査
・2014年12月に第2号発電所(10.32kW)を小規模多機能型居宅介護施設の屋根に設置
・2015年1月に第3号発電所(13.44kW)を障害者生活介護施設の屋根に設置
・2015年6月に第4号発電所(27kW)をプラスティックリサイクル工場の屋根に設置

行政(小平市)との協働事業「小平市民の省エネ・創エネについての関心度アップを図る事業」

・環境カレンダーの作成
・省エネ・創エネセミナーの開催
省エネに関心のない市民、また、省エネに関心を持ちながら、具体的な方法がわからないという市民への省エネ、創エネ行動への働き掛けとして、環境カレンダーの作成や「省エネ・創エネフェア」の開催を通じて、有効な啓発活動を行った。具体的には、太陽光パネルの組み立てキットを試作したり、展示コーナーにおいてエコグッズやパネルの展示をしたり、ミニ講演や相談コーナーを設けた。

雑木林の保護、造成活動

コナラの苗木用の竹ポット創り(「どんぐりの里親制度」)、こだいらグリーンフェスティバルで環境体験教育(丸太切り他)を実践、コナラ苗木の育成・植樹、間伐・剪定作業、枯損木の除去、刈払機の講習、チェンソーの講習、腐葉土を作るための落ち葉プールの整備(落ち葉掻き)等年間を通して市内にある雑木林の保護・造成活動をしている。

小平市民版環境配慮指針の見直し

2013年8月から、それまでの市民版環境配慮指針の見直しに参加。
新しい市民版環境配慮指針では、一般の市民(小学生を含む)の皆様が、より気楽に手に取って親しみやすい内容にしようと心がけることになりました。
その工夫をいくつか挙げると、

・装丁を江戸小紋のような柄にし、読むだけでない楽しみを追加する。
・全面カラー刷り、イラスト入りで、読むというより見るという感覚で親しんで貰う。
・漫画を入れることにより、子供や漫画世代にも目を通して貰う要素を入れる。
・単にエコだけでなく、災害時にも役に立つ観点からのエコの視点を取り入れる。

この打合せは、公募で集まった市民が中心に、16回に亘って構成・内容から文字の形に至るまで協議を重ねました。

雑木林の保護、造成活動

エコピープルとしての今後の活動計画

市民共同発電所(太陽光パネル)の設置

太陽光発電施設設置の費用の調達に苦労した。金額的にも、規制上も。
今後は、NPOにも開かれた新しい調達方法を模索していく所存。

行政(小平市)との協働事業「小平市民の省エネ・創エネについての関心度アップを図る事業」

会場の設営等において、より多くの人の参加できる工夫において改善の余地を模索する。
今年度は、「小平市民の省エネ・創エネによる仮想メガソーラー事業」として、市が作成したWEB版環境家計簿を広く市民の間に普及させることにより、省エネのツールを提供する。市民が環境家計簿で達成した省エネを電力換算し、市内の創エネ(個人宅太陽光発電、小規模自立型発電、市民共同発電所等)の数値とともに積み上げ、仮想メガソーラー発電所(バーチャルメガソーラー)を実現したとして、報告会(仮想点灯式)を開催する。市民の取り組み結果を見える化することで、市民の参加意識を高め、さらなる行動を促すことをめざす。

雑木林の保護・造成活動

人間が係ることによって保護・造成できる自然(雑木林)管理のノウハウの蓄積。
持続可能な雑木林(生物多様性)の管理のために、次の担い手となる子供達に直接触れ合う機会を作り、雑木林の世界感を感じながら、人と自然との係り合い方を学んで貰い次世代への引継ぎを図る。

市民版環境配慮指針

この市民版環境配慮指針の完成後は、単に市の公共施設等において置くのではなく、様々な行事の折に、市民の皆様に手渡しし、内容の説明、エコ生活実践の啓発に活用しています。この啓発活動の実践。
また、この市民版環境配慮指針に係った市民の有志メンバーは、そのまま「エコダイラネットワーク」という市民団体に移行しました。この団体は、市と協働で、市民版環境配慮指針にもとづいて、環境家計簿の普及啓発や、環境学習の企画運営、環境カレンダーの作成、市主催の環境イベントへの出展など、さまざまな実践活動を行う緩やかな集まりとして活動を続けています。

社会へのメッセージ

もはや綺麗ごとを言える段階ではないのではないかと個人的には感じております。
私は、環境問題は我々人間の活動(生活)と切っても切れない総合的な問題だと思います。と同時に、もう残された時間はないと思います。「気が付いたら、手遅れ」にならないように、今から地球の未来の為に本気で備えなければと考えます。
GDPの大きさ(経済成長)とエネルギー使用量との関係は正の相関関係にあると思います。総務省統計局の資料によれば、50年前(東京オリンピック)と比較して現代(2012年)の名目GDPは、約16倍です。それだけエネルギー使用総量も増えているはずです。インフラ整備を含め、現代の社会問題を解決するために、より多くのエネルギーが掛かるのは明白だと思います。環境問題を症状とするなら、その原因である社会問題を解決することが根治治療に繋がると思います。環境問題を我々の社会生活との関係として捉えて解決に向けていくことが重要ではないでしょうか。

eco検定受験者、学生へのメッセージ

エコ検定のテキストは、基本的で必要不可欠な知識を体系的にまとめている非常に優れた参考書と言えます。いまでも、出前授業のような人の前で話をするような時には、必要に応じて、テキストで事実関係を確認することがあります。
特に、小学生向けに話をする場合には、最も伝えるべき事実を確認するのに役立っています。テキストの中から、それぞれのもっとも興味のある分野において、更に掘り下げて専門知識やスキルをアップされることを望みます。
私の経験では、森林保全でも太陽光発電所設置においても、単に環境知識だけでなく、人の営みの中でやるものなので、人間社会との関係を如何に構築していくかが重要なファクターになります。これから、益々大きな社会問題となる、「少子高齢化」、「インフラ整備」、「貧困・格差」は、放置若しくは現状維持するだけで、莫大なエネルギーと資源を必要とすると思います。
逆に、これらの問題を解決することにより、最終的には環境問題の大きな解決に繋がると思います。
これからの社会を担う、若い方の活躍を期待します。

※この情報は2015年10月5日時点での内容です。
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