エコピープル

身近な紙をエコと防災に強い「カトー折り」を広めたい!

加藤 祐一

Profile

活動エリア 関東圏
eco検定合格年 2006年(第1回)
現在の職業 会社員
年齢 60歳

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自己紹介

 身近にある紙を折って、「水が漏れない紙袋」を会社の昼休みに考案。これで生ごみを紙でパックし、捨てました。この折り方ができる練習シートも考案。「カトー折り」と名付けてecojapancup2009で「広げるエコ賞」を受賞しました。3.11のあと新聞紙やブルーシートを折って、簡易トイレ、瓦礫を運ぶ袋を考案。ecojapancup2011「エコチャレンジ賞」を頂きました。
 「アイデア」と「チャレンジ」でエコと防災の分野で活動しています。「カトー折り」ペーバークラフトで広げるエコ!というブログで発信。このような活動から得た収穫を高校や小学校でカトー折り体験学習として出張授業をしています。
 またこの活動を会社(セコム)でも取り上げてくれました。セコムのホームページに「カトー折り」が載っています。これらのきっかけとなったのは、私の活動所属である「NPO法人 持続可能な社会をつくる元気ネット(理事長 崎田裕子・事務局長 鬼沢良子)」です。ここから数多くのエコ活動が広がっています。

eco検定へのきっかけ

 NPO法人持続可能な社会をつくる元気ネットで「元気大賞」という表彰活動を2001年からスタート。eco検定制度ができるという情報を2005年NEW環境展で知りました。環境活動に取り組んでいる私としてはこれまでの体験や学習などで知りえただけでしたのできちんと検定を受けてエコピープルとして認定を受けることに魅力を感じました。第1回に取得できたことは今思えば、本当によかったと思っています。

エコピープルとしての活動

 自分の名前の入ったエコピープルの名刺を人に渡すとき、名刺に書いてある「エコレポーター」という文字がきっかけで、会話が始まることがあります。エコピープルとして自覚する瞬間です。そういう思いでエコツアーに参加したりしますと、自然とレポートしたくなります。活動の拠点は、NPO法人持続可能な社会をつくる元気ネットの事業の一つに3R市民リーダーと一緒に3R推進があります。カトー折りも新聞紙の再利用でエコや防災に役立つ展開をしていることから、3R講座をクイズ形式にして、3R市民リーダーとカトー折りでブース出展を毎年行っています。「子どもとためす環境まつり」(中央環境保全ネットワーク)では中央区の小学校を毎年、順繰りに会場を変えて、出展し、活動報告が小学校に配布されています。また「まちの先生見本市」(NPO法人新宿環境活動ネット・エコギャラリー新宿)にもブース出展しておりますが、環境学習に力を入れており、"まちの先生"を提供できる冊子「"まちの先生"登録資料集」に掲載されています。
 これらの資料によりカトー折りが広められ、2015年夏に神田女学園高校1年生24名に夏期地球環境学習の出張授業を行い、2016年夏に野田市立北部小学校4年生117名にエコの体験学習の出張授業を行いました。この中で感想文をたくさんいただき、カトー折りを伝えたその場所、その現場で「感動」があり、そこから「カトー折り」が広がっていくことを学びました。
 また勤め先の会社セコムにおいても、「カトー折り」をお客様のイベント先で披露する機会を何度もいただき、そこは甲府でしたが、地元で広がっている様子を伺うことができました。 主にビジネスマンを対象にしたASISセキュリティミーティングでも危機管理という視点から新聞紙がいかに緊急時に役立つか、またその場の状況と現場にあるものを活かして危機を乗り切るところにカトー折りの発想が似ていることを説明。危機管理でも活かせることを力説しました。

エコピープルとしての今後の活動計画

 活動の機会が教育現場にも広がりつつあるカトー折りですが、「話し方」にも力を入れたいと思い、ユーモアスピーチ世田谷支部に入会しています。ここでスピーチや講師としても勉強をするのですが、そこでもカトー折りは注目を浴びました。これを機会にNPO法人シニア大樂(だいがく)に講師登録ができました。
 今後は折って、見せて、実験し、それを皆様にやっていただき、自身で体験して、使って、感じてもらう「カトー折り」を通して、講師活動を含めて、広げていきたいです。
 実は2016年11月に横浜市保土ヶ谷消防団に入団しました。これは会社でも防災管理者になっており、防火・防災をもっと自分としてきちんと身に着けたい思いからくるものです。こういう時期に、11月9日エコ検定アワードの優秀賞を受賞しました。これはこれまでの活動を報告したもので、初めて応募したものです。60歳になり、還暦を迎えた私に、このタイミングでこの受賞は一つの節目として感激の贈り物でした。
 今後はこういった講師活動や教育現場の授業で得たことをまとめて、出版に向けて、整理していく活動をしていきます。今回のアクションレポートの掲載も非常によい機会でありまして、これまでの活動をまとめ、発信する機会を与えてくださり、感謝いたします。
まだ具体的な出版への取り組みははじめてはおりませんが、これを機会に繋がりが生まれることを希望します。

社会へのメッセージ

 環境の取り組みが社会としては当たり前となり、個人の活動として自発的にすることも当たり前に、自然にできるような仕組みづくりが出来上がっています。考えることをしなくてもネット検索で、自分に近い考えを見つけ出して、書いたりすることもあるんじゃないでしょうか。そんなわけで常にスマホを離させない時代になりました。スマホが避難誘導までしてくれるニュースがありました。いろんなことを依存できてしまう便利なスマホですが、カトー折りは電気やお金を使わずに、身近な紙を折って、袋や箱、食器やスプーン、帽子、スリッパ、靴にまで変身できる折り方です。どういうときにこれを折って、しのぐか、と思ったときに、スマホでカトー折りと困ったことを書いて検索すると、使えるヒントがわかるかもしれません。
 でも災害時に、スマホも、水も、電気も使えないときに、身近にあるものを使って、命を守らなくてはいけません。冷静になって、状況を見極めることを自分で行動することが必要な時が来ます。そんなとき、こうしたら、こうなるという因果関係を感じ取って、行動する。想像する、創造する訓練をしておきましょう。紙を折るというのはとても単純ですが、紙を折った結果、丈夫な袋ができて、簡易トイレになったならば、それで人の命を助けることも。
 どんなときも諦めないで、真正面に取り組んでいくことが大切です。そういう社会にしてくれる一助として、今回のeco検定によるさまざま機会提供はとてもよいものだと感じています。ぜひ、活用していただきいと思います。

eco検定受験者、学生へのメッセージ

 私は会社の昼休みに手作り弁当から出る生ごみの処分に困りました。ほかの人はコンビニ弁当ですから、レジ袋があります。その中にゴミを入れて捨てることができます。レジ袋がなく、どうやって捨てるか、職場の三角コーナーにも捨てられない。持ち帰ると、夏場でしたので、弁当箱が生臭くいと家内から叱られる。そんなときに、ふと机にあった不要なコピー用紙を手にとり、これが袋にならないかと折ってみました。できた山折りの新しい辺。その辺の中央からまた山折りをしました。これを続けて重ねていくと袋ができたのです。この袋に水を入れてみたら、漏れないことを発見。びっくりした私は世の中に既にこの折り方があるものだと思いました。しかしその様な折り方はなく、文献もありませんでした。
 そこからカトー折りがスタートしたのです。どんな些細なところから自分の人生が変わるのかわからない。それまで元気ネットという団体でエコを学びましたが、自ら学ぶ機会を自分の手から生み出したのです。eco検定はただ、環境活動している自分として学んでおかなくてはと義務のような感覚で受験したのでしたが、合格した後がスタートでした。牽引をしてくれる。これが今のeco検定のすごいところです。やってくるメールマガジンをふと、読んで活動を写真付きで報告してみた。それが優秀賞でした。きちんと見てくださっている。スイッチが入るんです。エコへのスイッチ。新しい門に入るスイッチです。ぜひ、eco検定を受験してほしいと思います。

※この情報は2016年12月2日時点での内容です。
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