エコユニット

ecoムーブメントは、中央からではなく
地方から発信し、変えていく!

株式会社セリタ建設

株式会社セリタ建設
芹田 章博

Profile

活動エリア 佐賀県武雄市柏岳(森林整備エリア)
eco検定合格年 第6回 2009年 7月26日
所属会社 株式会社 セリタ建設 専務取締役
年齢 40歳

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企業紹介

株式会社セリタ建設01株式会社セリタ建設02アロマオイル

 セリタ建設は、昭和44年創業より地元の総合建設業を営みながら、その地質特性である軟弱地盤の地層に着目し、早くから地盤改良工事を事業の中核として確立。時代のニーズに合った独自技術の開発は、地盤改良技術にのみならず、間伐材などを使ったグランド土壌改良のS-RCクレーグランド工法や舗装技術のルベラン等、環境にやさしい工法も展開しております。
 最近では、間伐材等で作られたヒノキとレモングラスのアロマオイル「MORIRECO」の販売も行っております。
 地盤改良のフロントランナーであることを意識して、技術開発による社会貢献だけでなく、環境に対するメッセージとして、CSR活動を森林整備に基軸を置きながら展開しています。

自己紹介

芹田 章博 首都圏の建設会社から学んだビジネススキルとプライベートで吸収したアクティビティーの知識や環境意識を抱えて、10年前に佐賀県武雄市のセリタ建設に入社。
 以前の勤務先では、都市部からでも時間を掛けて、海・山と自然環境に触れることが、日常になっていました。自然の寛大さに常に触れ、仲間と環境に対して意見交換しては、その知識は深まって行きました。しかし、実際、佐賀県の地元に帰ると、住民方と自然環境が近過ぎて、環境や森林を意識することが薄くなり、無関心になりつつあることに危機感を抱いております。
 家業を継承するきっかけを、最大限に活かそうと思い、今では主力となった地盤改良工事だけでなく、環境を意識する企業として、会社のイメージを展開。次世代に残せる環境を建設業が提唱することが重要と考えています。

eco検定へのきっかけ

 弊社が展開している地盤改良工法は、二酸化炭素を多く排出するセメントを使用する。そのことから、インフラの下支えをする基礎技術に不可欠と言いながらも、社会構造や環境から俯瞰してみると、社会では必要とされる一方で、環境への負担があるというジレンマが大きくなるばかりです。そこで、建設業のイメージアップを図るために、エコアクション21の取得を計画。現状として、環境に対する知識が少ないと感じ、環境知識の習得や継続的な教育を目指して、社内推奨資格として、eco検定取得を推奨したことが現在に結びついています。eco検定は取得して終わりではなく、取得してからがスタートのように感じることが、この資格の最大の魅力のように感じます。それだけ、生活や社会に密着している資格だと言えます。

エコピープルの活動

株式会社セリタ建設03株式会社セリタ建設04森林整備

 地方における自然環境に対する意識の希薄化に懸念が進んでいます。そのことを生活の身近な部分から意識して行こうと思い活動を実施しています。
 活動場所は、佐賀県武雄市の柏岳という、小高い山の一部(25ha)を対象に森林整備を行っています。そこでの活動も4年目となり、ほぼ1年間を通じて、柏岳の間伐、下刈など森林保全・管理活動を行っています。
 実質的な活動の計画運営だけでなく、次世代の子ども達に緑を残せるかを考え、親子で参加出来るように、スタンプラリー、スラックライン、木工教室などを地域のNPOなどの協力を仰ぎながら、活動・実施しています。
 参加者から“環境について親子で考えるようになった”と喜ばしい意見をいただきました。やはり当初からのメッセージ通り、森の中で楽しみながら、体感できるコンテンツや、ゆっくり流れる自然のリズムで森林浴を、からだ全体で感じて頂き、少し立ち止まって考える切っ掛けになったと思います。
 森林・環境保全に共感して、こどもたちへ緑豊かな未来を残してあげたいと思っている方が、一人でも多く現れて、小さな活動が大きな一歩へと動かすことに繋がると思います。
 それが、地域行政と企業へ、モデル的なCSR活動として普及していき、森林の現状を見つめ直すことで、手入れ不足による森林荒廃に歯止めを掛け、環境循環正常化や公益的機能の向上を図り、地域環境意識の改善が進むことを志高く願っています。

エコピープルとしての今後の目標

株式会社セリタ建設05 森林整備活動をはじめて4年が経ち、整備している柏岳に訪れる人が増えるなど、地域の里山意識が少しずつ広がり、地域の方に活動への高い評価を頂けるようになってきました。
 決して、良い効果ばかりではありません。携わるスタッフの一部には、建設業を生業としているだけに、森林整備をしていることで生産性がないことに、少し疑問もあるように感じました。
 弊社のようにCSRでボランティアを進めている企業に少なからず発生する問題ではないでしょうか。
 そこで、意識改革を進めるにあたり、森林整備化をボランティアの枠から少しステップアップした、六次産業化を目指すべきだと考えました。汗を流して、整備した一部がアロマオイルとなり、洗練されたパッケージに形を変え、店頭やWEBで売られると手は抜けません。
 本来であれば、環境リテラシーの高い考え方からすれば、ナンセンスな考え方や進め方かも知れませんが、自然が身近に有りすぎて無関心になっている意識を少し変えることが現実的に必要だったのです。
 だからこそ、これから必要とされる活動のスタイルは、CSRからCSV。
 少しずつ社会に浸透して来たCSR活動ですが、慈善活動やボランティア色がまだ強いようです。根幹とするところが、『企業活動で社会に与えた影響に対応する』という考え方に基づいて、環境対策やコンプライアンスの実施といった窮屈で狭義な論理の中でCSR活動を進めている傾向にあるようです。
 このことから、企業に定着するまでに時間が掛かるだけではなく、企業の体質に合わない部分があると思われます。企業というのは、利益を追求する訳ですから、CSR活動をすることで、特有のジレンマが発生します。
 時間やコストを掛けながら活動するわけですから、利潤の追求を求める企業体質には、慈善活動や社会貢献などが大きな隔たりとなります。
 この対局するジレンマを同時に解決するには、利益を生み出すことだと考えます。
 CSVを二軸で捉えると、縦軸に社会問題、横軸に企業価値だとします。そうすると、縦方向だけの社会解決だけではなく、横方向の企業価値を上げ、成長に繋がる利益を創出することが出来る。縦横二方向からの解決をすることで、社会構造全体を解決することが出来るのはCSV(共通価値の創造)なのです。

社会へのメッセージ

 環境やecoに関する活動で、名立たる受賞をPRする企業の中に、一過性のCSR活動として継続性のない企業もあります。受賞したらさよならではなく、環境改善や森林整備の基本に立ち返り、小さくても地道に活動を継続している企業やNPOに目を向けるべきでしょう。もし、PRだけのCSR活動であったらそれは、社会に対する背任でもあると思います。そして、環境は、大きな周期で動いています。効果が出るには、1~2年では厳しいでしょう。そのことを十分理解して、CSR活動の表面だけでなく、深い理解と鋭い見識から、企業や社会を見て下さい。

eco検定受験者、学生へのメッセージ

株式会社セリタ建設06 現在、環境の悪化や森林整備の遅れが進む現状で、改善出来ることが出来るのは、今 問題に取り組むことを意識している、あなたではないでしょうか?
そう、eco検定を受験する小さなアクションが、大きなアクションへの一歩に繋がることを意識して下さい。
 変えることが出来るのは、あなたの意識とあなたの側にいる友人や知人、あなたに関係するすべてのヒトをあなたの行動や意識で変えることが出来ます。動くのは、明日ではなく、今から動きましょう。

※この情報は2014年4月30日時点での内容です。
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