エコユニット

週末は、自然エネルギーだけで、
森で暮らそう!

シェイドツリー
小島 洋児

Profile

活動エリア 埼玉県飯能市、山形県上山市、静岡県中伊豆市、岩手県岩泉町、秋田県北秋田市、栃木県矢板市
eco検定合格年 第4回 2008年7月20日
職業

一級建築士

所属会社 一級建築士事務所・小島洋児設計室主宰、一般社団法人グリーンカレッジ岩泉
所属NPO法人 日本環境調査会、MORIMORIネットワーク
エコユニット シェイドツリー・ユニット
年齢 72歳

HOME > エコユニット > シェイドツリー

自己紹介

 私は東京の目白駅近くで、住宅や店舗を主な対象とする設計事務所を主宰しています。
 平日は都会で暮らしていますが、自然が大好きな私は、週末になると仲間を誘って森に出かけます。このような都会と森を行き来する生活をもう40年以上も続けています。
 12年前から、森の生態調査や整備や保全活動を始めました。そうなると日帰りでは、どうしても森に滞在する時間が少ないと感じるようになりました。
自然を傷めないで、しかも自然の中で居心地良く暮らすには、どんな施設や設備や道具がいいのかを考え始め、そのいくつかは実現させました。
 一方、都市環境の悪化にも関心をもち、6年前にNPO日本環境調査会を立ち上げて、アスベスト、PCBや土壌汚染などについての調査、研究をしています。
 私は今、自然と都市の環境問題の調査、研究、保全、創造に関っています。

eco検定へのきっかけ

 NPO法人日本環境調査会の設立に関わったことがきっかけで、eco検定を受けることになりました。
 環境問題は多くの課題に複合的に関わっていて、個別の専門知識だけでは到底解決に結びつきません。
 環境問題というのは、現在限定された地域に存在する問題だけでなく、歴史的な視点からも、国際的な視野からも考えなくてはならないのです。
 eco検定は、環境に関するあらゆる分野をカバーしていますので、環境問題に関して総合的に勉強を始めるには格好の入口だと思いました。

エコピープル活動内容、特徴と詳細

 2010年に森の仲間5人と結成したエコユニット「シェイドツリー・ユニット」のメンバーとして活動しています。
 シェイドツリーとは、熱帯の木であるのに直射日光に弱いコーヒーの木に木陰(シェイド)をつくるために植えられる木のことです。
 林野庁の平成22年度森林づくり国民運動推進事業にシェイドツリー・ユニットから、「バースデーランド・プロジェクト」の案で応募し、採択されました。
 バースデーランド・プロジェクトとは、災害地や放置された牧場やゴルフ場跡地などの荒れ地に、名前と誕生日を記したプレートを添えて、私たちひとりひとりが自分の樹を植えることで、新しい森の誕生に立ち会いましょうという運動です。
 今まで、秋田県北秋田市森吉山、岩手県岩泉町・早坂高原、栃木県矢板市山縣農場で、それぞれ30人以上の人が集まって、自分の樹を植樹しました。
 このプロジェクトに対して、平成24年3月に東京商工会議所から、「eco検定アワード2011」の優秀賞をいただきました。
 その他の活動としては、宿泊もできる「森の基地づくり」の一貫として、埼玉県飯能市吾野、山形県上山市、岩手県岩泉町にある森の中で、樹の幹の円形断面に合わせた5角形~16角形までのサークルハウスやツリーハウス、オガクズを使ったバイオトイレ、雨水循環浄化装置、ソーラシステムや薪ストーブなどを造りつづけています。
 このような施設ができはじめたので、まだお風呂の設備がないために1泊が限度ですが、快適で楽しい"森の暮らし"をエンジョイできるようになりました。(もちろん、近くにあるアクアや温泉を利用すれば、2~3泊も可能です)

エコピープルとしての今後の夢、活動計画

 都会に住む人が、週末に仲間の家族と森の中で、森の環境調査や保全活動をしながら自然エネルギーだけで暮らす、新しいエコビレッジを実現したいと考えています。
 私たちが展開している「森の基地づくり」をさらに進化させたカタチです。このプロジェクトを「カフェビレッジ」と名づけました。
 「カフェビレッジ」には、広い雑木林と、都会の人も地元の人も自由に使えるカフェと、それぞれの家族のプライバシーが確保できるサークルハウスで構成されます。
 カフェでは、雑木の落ち葉による有機肥料を使った野菜や果実で料理をつくります。そして、エリア内のエネルギーは、ソーラーシステムやバイオマス発電で賄います。
 都市に住む人たちが、このような二つ目の拠点になるカフェビレッジも確保できれば、森林の整備の基地としてだけでなく、都市災害時の私たちの避難所にもなるにちがいありません。

社会へのメッセージ

 日本列島をしめる森林面積の割合は、約66%だと言われています。文明を発達させた国で、そこまで森が残されている国は他にありません。
 しかし、登山やハイキングやスキーが目的で森に入る人たちは増えても、林業の衰退とともに森そのもののあり方への人々の関心は薄れています。その結果、日本の森がハイスピードで荒れ始めたのです。
 古代から現代まで、何代にもわたって大事に維持されてきた我が国の自然環境を、今よりも、より良く育て、我々の子孫に受け継ぐことが、私たち大人たち全員の責任だと、私は思っています。

eco検定受験者、学生へのメッセージ

 私たちは一人では生きられません。誰でも、必ず次にあげるいくつかの組織やグループに所属しています。
1) 家族
2) 企業(利潤追求を第一の目的にします)
3) 仲間(スポーツや音楽などの趣味や同窓生たちの集まりです)
 しかし、環境貢献に努力する人たちの組織は、全く新しい4番目のグループになります。
 環境問題にゴールはありません。私たちは永遠に環境改善、保全を目指します。環境は、子どもから大人まで、男女を問わず、国籍を超えてあらゆる人にかかわる問題です。
 環境問題はこのような特性を持っているので、環境問題を扱うチームのメンバーは、それぞれの役割はあっても、全ての人が同格に、意見を言い、活動もできます。環境貢献チームに上下関係はありません。
 しかし、環境貢献チームのメンバーになるには、それぞれが環境に関しての勉強を、少しずつでもいいから長いあいだ積み重ねていく覚悟を持てる人であることが絶対条件になります。
 そうです、eco検定受験は、環境の勉強を始める第一歩です。

※この情報は2014年4月30日時点での内容です。
前のページへ戻る